雄大
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雄大
本作の主人公。人間として生きてきたが、その正体は【魔瘴鬼】という存在だった。
【Spring】のボケ&嘲笑担当。
初期シリーズ
中学で卓球部に所属。【Spring】の4人と出会い、3年生まで彼らとずっと部活を楽しんでいた。
だが仲間にある秘密を悟られ、自分の正体や経緯を4人だけに話すことに決めた。
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彼は200年前に【天柏教】に【魔瘴鬼】の実験体として飼われていた。それも、類い稀な完成体の一人だった。
唯一同じ位の完成体である【小雌】と仲が良くなり、下位の実験体の【同期の仲間たち】の5人も仲間に加わる。
諸事情により小雌は別で隔離され、色々あって小雌を抜いた6人で、それまで飼われていた【天柏第一研究所】を抜け出す。
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そして雄大が15歳になった頃、色々あって(2回目)彼らは研究所へ戻る。天柏の計画によって雄大は全ての仲間を失い、彼自身も計画の礎になるところだったが、小雌が用意した“反逆”に乗っ取ってまたもや研究所を抜け出した。
彼の言うつらい記憶はまさにこの部分。
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さらに、儀式の過程で魔瘴の濃度が上がり、彼は不老不死になる。10年ほど日本を彷徨い、偶然会った【菊我土】に殺してもらう。
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そして生まれ変わったのが今の徳永雄大であり、記憶も姿も前世そのままに育ってきた。
もちろん謎の設定で魔瘴鬼もそのまま。
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このことを話した雄大は仲間に退けられるかと思ったが、変に気を使われることもなく、秘密を共有した真の仲間として絆が深まっていく。さらに、彼らは天柏教を止める作戦まで立て始め、色々あって(3回目)無事計画を阻止することができた。
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異能力都界編
雄大の買ってもらったばかりのスマホに【ラスカム】という妖精が宿る。二人はよく会話をしている。
雄大の中にいる謎の妖女によって、【カルファ諸島】へと飛ばされる。【ルテリア王国】で【グラウス】と出会った雄大は、カルファ諸島の現状を知り、救いたいという気持ちが芽生える。
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日本に戻った雄大は、【智志】にこのことを告げ、それを盗聴していた【菫凱苗】にある誘いを受ける。それは共にカルファ諸島を救おうという申し出だった。
雄大は誘いを受け、【Spring】や他の魔瘴鬼とともに、【天柏第二研究所】に隠された【慈脈の霊核】を取り戻す作戦に出る。
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仲間と激闘に挑み、最終的には智志と二人で霊核の部屋に着くが、真祖に乗っ取られた【蓮羅茎】によって智志が殺されてしまう。
雄大は怒りのあまり暴走し、蓮羅茎をあっさりやっつけた後、慈脈の霊核の力を借りて智志を蘇生する。その際に代償として人間の部分の魂を吸われ、100%魔瘴鬼となりうる。
それは悪魔のような見た目をしていたため、存在がバレる前に皆から姿を消した。
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その後、誰にも見つからずに完結を迎えた。
なお、ラスカムは一緒である。
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妖寵術都界編
雄大はラスカムの人間の頃の姿を借り、カルファ諸島を旅していた。
旅先で着いた【ユニフィオ村】で、【碁蜂の衆】による難事件を解決する。人間の魂を吸われたため、生命力が足りていない状態だったが、碁蜂のボスが持っていた魔瘴鬼の成分の薬によってかなり回復する。
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スマホに弓弦からのSOSメッセージがきたために、雄大は日本に戻り、天柏反逆組織【シュテムリベリオン】の本部へと足を運ぶ。
そこでなぜか【土炳領賽】に【誰のせいかな?】という絵本を聞かせられる。
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弓弦と再開を果たし、無事に帰ろうとするが、天柏教が本部を襲撃し始め、雄大たちも巻き込まれる。建物内で【ネムノメキラノ】と交戦する。白熱した戦いを見せるも、敵の力に圧倒され、ピンチになったところを【Spring】が助けに来てやっと再開を果たすという感動的なシチュエーション。
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その後、智志を抜いた仲間たちでラスカムの元弟子の【ロセルダーグン】に会いに【カレトア皇国】に行くも、一足遅くなってしまっていた。
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菫凱苗の協力で、元の人間の姿に戻ることができた。そして仲間にこれまでの経緯を話し、やっと平穏が訪れると思ったが、雄大はまだ戦いは終わっていないと指摘し、カルファ諸島に助けの手を差し伸べるために再びルテリア王国へと旅立った。