小雌
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小雌
(こずめ)
初期シリーズ
【天柏第一研究所】で【雄大】や【同期の仲間たち】と共に育てられる。
それぞれが仲が良かったが、小雌はそんな仲間たちに外の世界を見てきてほしいと思い、【天柏十符】に、“自分の自由をなくす代わりに雄大たちを自由にしてほしい”と交渉を持ちかけ、雄大たちが数年後の計画実行時に研究所に戻ってくる前提として、それまでの自由が認められた。
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数年後、小雌は約束通り、雄大たちが暮らす村へと足を運び、戻らせるように仕向けたメッセージを伝える。その数日後に研究所に戻ってきた同期の仲間を【黒い刀】で殺し、自身の身体も貫いてしまう。
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小雌は天柏に絶対に抗えないことを最初から理解し、その通りに従ってきたが、彼には“ある算段”があり、生き残った雄大に“反逆”を託して黒い刀に吸い込まれていった。
さらにその刀を雄大の中に取り込ませた。この行動は天柏の計画外だった。
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雄大が生まれ変わりを果たした後も、その身体には黒い刀とともに小雌も存在していた。
【Spring】で反逆を起こしにいった際に雄大の身体から引き剥がされ、【アマカシワ神】を復活させるための生け贄となっていたその身に夜魔蛇瑯が取り憑き、天を目指した。
心に侵入した雄大に最後の願いを託し、雄大によって黒い刀とともに消滅した。
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異能力都界編
活躍はしないものの、その謎は初期シリーズだけに留まらず、後から多くの謎が解明されていく。
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【第5節 悪魔のナマエ】にて、小雌の身体に謎の妖女が宿っていたことが判明。今は雄大に宿っている。
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【第16節 革命のオモイ】にて、小雌はプリネラが反逆の革命児に仕立てあげたこと、小雌がその思いに応え、雄大に繋げたことを【菫凱苗】が説明する。
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妖寵術都界編
【第4幕 妖精トシテ】で、それまでは雄大と小雌は200年前に生まれたものだと思われていたが、実は1000年前に生まれてたことが判明。記憶が真っ白の800年間は、魔瘴の濃度が非常に高い状態で不老不死を保っていたらしい。その時の記憶は小雌も残っていない。
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異能力都界編の【第9節 彷徨いリユウ】で、雄大に1000年の歴史があったような表現がされていて、これも既に伏線が張られていた。