SCSⅡ マリオネット

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2019年7月8日に連載


“ノーディスカバリー ノーライフ”(発見がない人生なんてない)を座右の銘に置くある探求者は、苦労をかけて天柏第一研究所を発見し潜入する。

 

それが200年前の、雄大たちが天柏から脱走した2ヶ月後とのこと。

 

新発見を求め、研究室に勝手に入る探求者。それに続き、成人男性と小雌が不穏な話をしながら部屋に入ってくる。机の下に隠れ、彼らの会話を聞き、小雌に注射が打たれる様子を覗く。

 

成人男性が部屋を出ると、気配を察していた小雌付加術で探求者の隠れる机を浮かす。

侵入者ということがバレ、“すぐに殺されるか肉体を改造され人形となるか”と言われるが、どっちも嫌だと応えると、“小雌の実験体”となることを提案される。

 

どのみち助かる道はないのだと悟り、一番リスクの無さそうな小雌の提案に乗る。

それは付加術で神経を切り、痛みを感じなくしたり感情を抑制したりするというものだった。(このサイコパス提案はおそらくプリネラによるもの)

 

神経を切った後、天柏によって肉体を改造され、感情もコントロールされたが、付加術のおかげで痛みを感じることもなく、抑制された思考であるものの新発見を求める本能的なものはしっかり残っていた。それからは200年間天柏の命令に従っていた。

 

200年後、生まれ変わった雄大にも付加術が備わっていることに、“新発見だ”と呟いていた。